あったかの家みさとの特徴をお伝えします。
以下読んでいただくと「あれ…?」と思われるかもしれません。
まずは、ご覧になってください。
<私たちの施設の特徴>
〇 人員数が基準以上いるので、ゆとりを持って仕事ができます。(有休が取りやすい)
〇 施設の運営が安定しているので、経済的な安心感がある。
〇 資格取得支援制度があるので、ほぼ全員が有資格者です。(未経験の方も資格を取得しています)
〇 研修制度が充実しているので、毎月必ず研修に参加できます。また自主勉強会もあるので学ぶ場が多いです。
〇 現場の皆さんがレクリエーションを企画して開催する楽しみがあります。(看護師さん主催のレクリエーションもあります)
〇 JR新三郷駅が近いので電車通勤が出来ます。車通勤も可です!
〇 処遇改善手当、特定処遇改善手当が毎月支給され、更に賞与があります。
〇 1年勤務すると退職金制度に入会できます。
以上の内容は「駅から近い以外は社会福祉法人なら普通の事じゃない?」と感じますよね?。
私たちがわざわざお伝えしている事は、当たり前なのに中々実現が難しい事だと思っています。
上記に加えて私たちがお伝えしたいのは、
◎職員の連携が取れている(仲が良い)ので、周辺の施設で受入れが難しいと言われた方を受け入れる事ができる。
◎希望される方々に看取り介護を提供している。
と言う事があります。
介護、看護、機能訓練、栄養士、相談員の連携を取る事は簡単ではありません。
それぞれの部署が自分の主張ばかりしている施設では、受け入れが難しいと言われる方を入所していただく事が出来ません。
その結果、稼働率がドンドン下がってしまいます。
稼働率が下がると施設は経営が難しくなり、経営者は出来るだけ給与を減らす事を考えます。
連携が取れない環境で給料や賞与が下がれば働く意欲も減退するので、退職者が出て労働環境が悪化します。人が減っても中々新しい人を採用出来ずに派遣社員さんをお願いすると経費は更に増えて施設の経営を圧迫します。
この状態が続くと負のスパイラルが始まって、施設の雰囲気は更に悪化します。
介護の仕事に就いている方が感じる「違和感」「居心地の悪さ」の裏には施設運営の経済的問題があるのかもしれません。
これから就職しようと言う方には施設の経済的状況を事前に知るのは難しいかもしれません(知る方法はありますが、それは別の機会にお伝えします)。
施設の雰囲気を事前に知る方法もそう簡単では無いです。ホームページが立派なところが良い施設とは限りませんが、情報を全く出さないところは余裕が無くて「出したくても出せない」かもしれないので、情報が多いところは安心感がありますね。
私たちは就職希望の方が見学にいらっしゃった時は、介護職員さんと直接お話していただく時間を設けています。(上司が近くで目を光らせる事もありません( ^^)
職員全員がなんの不満も無い。と言う事は無いと思いますが、自分が働いている施設の良い面が見えないと笑顔で働く事って出来ないですよね。
職場と自分はある意味夫婦や恋人関係かもしれないです。恋人のここがイヤだけとここが素敵だからやっぱり好き!と言う感じでしょうか?
「あったかの家みさとのここが好きだから働きたい」と言う強い動機がないと働いていても疲れるだけです。自我をふるい立たせるesがどれ位あるかが重要ですね。
「結局相性じゃない?」と言われるとその通りです!
と言う事で、まずは見学してみてください。何度来ていただいても対応します(^^)/。
副施設長 小野
あったかの家みさとの求人はハローワークにも掲載しています。
最近はハローワークからのご応募では無く、紹介や求人媒体からのご応募が増えています。
スマホで仕事を探すと検索サイトのトップに紹介媒体の広告が出てくるので『ついクリック』してしまいますね。
ホームページなどをご覧になって応募された方とお会いすると「ハローワークの求人を見つけられなかった」「ネットで仕事を探すと紹介会社に登録してしまった」と言う方が結構いらっしゃいます。
ハローワークの窓口まで行かなくてもインターネットから応募が出来る事を知らない方も多いと思います。
あったかの家みさとにハローワークからご応募いただくと、処遇改善手当や賞与の支給時期が紹介会社などを経由するよりも早くなります。
インターネットで仕事を検索している彷徨える皆さま。遠回りしないで直接連絡して下さい~。
また、あったかの家みさとでは、新採用職員の方に対して「新生活支援制度」を提供しています。賞与も1カ月以上勤務した方には勤務日数に合わせて支給しています。
その他手当についても出来る限り支給時期を早めて、新しい生活を始めていただけるように配慮しています。
これらの支給制度は、ハローワーク、LINEからのご応募の方が対象になりますので、その点に十分に注意して下さい!
(コスモス福祉教育学院の方は実務者研修補助の対象になりますのでご安心を!)
あったかの家みさとでは、来年度に向けて介護職員さんを募集しています。
募集に際して、現在の職員構成をお知らせします。
介護職員の配置は利用者様1に対して1.74名を配置していますので、ユニット型特養の基準は十分にクリアしています。
「人はいるけどクオリティは?」と思う方がいらしゃると思いますが、介護の質のひとつの指標である「有資格者数」を見ると、介護職員62名中介護福祉士が30名います。
実務者が5名いらっしゃるので、この方たちもいずれ介護福祉士を取得されると思います。
ユニットごとの人員配置は1ユニットに対して常勤換算で10.4名~12名を配置しています。こちらも充足しています。
今回2名を募集する理由は、年度末に定年を迎える方などの補充になります。
介護サービスは「人手不足」と言うのが枕詞になっていますが、私の印象では人が不足する所と、比較的安定している所の2極化が進んでいると思います。
人員が不足すると特定の職員に負担が掛かります。有休も消化できずに残業が常態化して、バーンアウトで辞めてしまう人が出始め、歯車が悪い方に回り始めます。
あったかの家みさとの人員が充足しているのは一時的なものかもしれませんが、皆さんが気持ちよく働いていただく為の努力は続けています。(誰にとってもパラダイスと言うところは無いので、就職希望の方は見学においで下さい!)
給与などの条件はハローワークを参考にしてください。
☆ 新規採用の時期に半年の余裕があるので、「年内は転職する気はないけど、3月までに仕事を決めようかな?」と言う方は、あったかの家みさとも候補に入れて検討して下さい。
小野
あったかの家みさとで採用させていただく場合、採用の経路によって賞与や支援制度が異なります。
〇 実務者研修の支援制度は、ハローワークなど直接ご応募いただいた方が対象になります。ハローワーク以外からのご応募の場合は対象外になります。
(コスモス教育福祉学院などの初任者研修の専門学校を終了した方は対象になります。詳しくはお問い合わせください)
◎ 初年度の年収に大きな差がありますので、このサイトをご覧になった方はLINE公式サイトから直接ご連絡ください(^^)。
〇 新生活支援制度はハローワークからのご応募の方が対象になりますが、ご本人のご事情をお聞きして必要な場合は支給します。
〇 賞与の支給開始時期も異なりますので、事前にお問い合わせください。
☆ 詳細は内定の際に書面でお伝えします! 採用の基準は「人柄」「優しさ」が一番なので、誠意をもってご説明いたします。
ぜひご検討ください。
7月17日付のニュースで、北海道の特別養護老人ホームで職員の入居者に対する傷害事件が報道されました。
介護施設での暴行事件は以前よりも増えている印象があります。ここ数十年で介護サービスの数が急激に増えていますので事件や事故の数も増えているのかもしれません。
少し前は「環境ホルモンのせいで切れやすい若者が増えた」と言う都市伝説がありましたが、「切れやすい人」は介護サービスに就いては絶対にダメです。
この様な報道があると、「介護サービスは怖い、信頼できるのか?」と言う印象を世間に与えてしまい、そこで働いている私たちは残念な気持ちになります。
仮に素行に問題のある職員が起こした事件としても、暴行を受けた方やご家族は施設の責任を明確にしないと納得出来ないと思います。
下のポスターはインターネットで紹介されていた「小城市高齢者虐待防止ポスターコンテスト優秀賞」を受賞した作品です。
「あなたがいるから わたしがいる」 介護サービスを表す非常に大切な言葉だと思います。
私(介護職員)は利用者様によって存在している…。この意識がゆらぐのが怖いですね。
自分の存在意義(理念)を自覚して働くのがプロフェッショナルなので、プロとしてプライドをもって働く気持ちがあれば職員と利用者様の主客転倒は防げると思います。
しかしながら、未だに虐待報道が収束しないのは介護サービスにおけるプロフェッショナル育成の難しさを物語っているのかもしれません。
小城市高齢者虐待防止ポスターコンテスト優秀賞 兵藤正史 作
こんにちは。
新年度がスタートして2カ月が経過しました。現段階での職員構成についてお知らせします。
〇 介護職員の人数と資格取得状況は、介護職員61名のうち29名(47.5%)が介護福祉士を取得しています。無資格の方は2名のみで1名は留学生の方です。
〇 喀痰吸引の研修を修了された方は8名です。
↓こちらは令和元年9月のデータです。実務者研修を受けた方が順調にステップアップしています!
〇 全職員の年齢構成は、下グラフの通りです。
女性介護職員の平均年齢は46歳。男性は38歳です。
(看護師さんの平均年齢は46歳です)
70代、80代の方は食事介助・清掃のパート方々です。
介護職員の方も事業所との同意があれば70歳まで非常勤として雇用延長可能です。
男女比は女性57名。男性34名です。
〇 介護職員常勤換算52.6名に加えて、看護職員が常勤換算で5.8名配置されています。入居者100名に対する職員の比率は1.7人対1になります。
食事介助、ユニット清掃の短時間パートさんは計算に入れていませんので、現状は十分な職員配置体制が取れています。
〇 また現在は派遣職員の方は配置していません。
日本赤十字が「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」と言うサイトを公開しています。ぜひご覧ください!
あったかの家みさとの職員にもコロナウイルス感染の影響がジワジワと浸透しています。
職員さんの中にはコロナウイルス感染の影響で、ご家族に感染の危険が迫っている方、子供を預けるところが無くて困っている方など、ぞれぞれの立場で苦しい思いをしている方がいます。
職場でも自分のもつ不安、不満を口にする事があると思います。それによってある程度ストレスが発散できる人もいるかもしれませんが、休憩中や雑談の中でコロナウイルスの事ばかり聞かされて疲弊する職員もいらっしゃる様子です。
自分の持つ不満や不安を人に話したい気持ちは(なんとなく)分かりますが、マイナスの発言は言霊になってそれを聞かされる私たちの心に残留していきます。
先が見えない不安で解決策も全く分からない状況ですが、この艱難はお互いに助け合うしかないです。
施設内パンデミックが始まればひたすらそれに立ち向かうしか無く、うまく行かない事を人の責任にしても何も解決しません。
早い解決を祈るしかない状況ですが、ウイルスが感染する前に心がダメージを受けない様にお互いに助け合う気持ちが大切ですね…。
福祉の理念に「共生」を謳っている法人は昔からあります。
共生は障害があるなしに関わらず、同じ価値観を持って共に生きる事を表していると思います。(広辞苑で調べたわけではありません)
私が学生の頃にその様な理念を聞いた時も「障害による偏見、差別の無い社会」を目指していると理解していました。
数十年経過しましたが、福祉における共生の価値観は変化していないと思います。
私は最近改めて「共生」について考える事があります・・。それは、職員の「共生」です。
日本社会も景気が悪くなり、人口減少、高齢化などにより「自己責任」と言う重荷が(以前に増して)個人にのしかかっています。
村八分と言う言葉があるので、社会に適合できない人を弾き出すシステムはあったかもしれませんが、地域社会が個人を援護する暖かさは昔の方があったように思います。
今の社会は適応できない人は逃げ場がありません。精神的に追い詰められて障害を発症する方も以前より増えている気もします。
介護現場でも、メンタルの面で苦しみながら働いている方がいらっしゃいます。目に見えない人の気持ちを理解するのが難しいように、私たちもハンディキャップを持っている方の気持ちを100%理解して共有する事は中々出来ません。
人間関係やコミュニケーションが苦手な方、仕事を手際よく処理するのが苦手な方もいらっしゃる中で、以前であれば「適合が難しい」と判断されてフェードアウトしていた人が多かったかもしれません。
そんな中で、(理想論ですが)可能であれば、「入居者の方に対して誠実に対応しようと努力する方」は仕事を辞める事なく頑張っていただきたいと思います。
それが簡単ではない事は理解していますが、介護の理念に「共生」があるのであれば、職員間にも「共生」がなければ、障害のある方に対する偏見や差別も消える事が無いと思うのです。
共生と言う理念の実現が難しい事は実体験でも理解していますが、理想やビジョンの無い介護は対象者に失礼だと思います。
ハンディキャップがある方でも働き続けられる職場の実現が理想ですね。
↓厚生労働省もメンタルヘルスについてサポートしています。
昨年はラグビーワールドカップで盛り上がりました。私は高校の時にラグビー部でしたが、まったくのダメ部員でした…。
ラグビーボールが楕円形でまっすぐ転がりません(思うようにはいかない)。そしてそのボールを敵陣に運ばなくてはならないのに、ルールでは前に投げることが出来ません。
私も試合や練習で経験しましたが、ボールを奪って相手陣内に入るために、ボールをチームメイトにパスしますが、前に投げられない為にふと気づくと「ボールをキープしているのに、全然前進していないどころか後退している!」ことがありました。
私はこの状態と転職を繰り返している状態とリンクしていると感じることがあります。
転職する時は「もっと良い環境があるはず」「もっと自分を評価してくれるところで働きたい」と現状を打破するために決断しますが、暫くして振り返ってみると収入が増えていなかったり、以前よりも労働環境が改善されていない事があります。
「転職」だけでスキルアップするのは本当は難しいと思います。
スキルアップするために資格を取って上の立場を目指すのは選択肢としては十分です。学歴アップもあり得ます。社会人になってから学歴をアップさせるのは経済的負担とかなりの労力を必要とするので一般的ではありませんが…。
介護サービスの世界以外でも、辛抱できなくて会社を変わっている人はいると思います。
わずかな期間で職場を変えている人は、スキルアップして収入を増やしたり労働環境を改善させているでしょうか?
転職することは仕方がないと思います。ワガママな理由以外でも、家族の事情や転居で職場を離れることはあると思います。
新しい環境でチャレンジしたいと思うのも理解できます。
私は、あったかの家みさとの職員さんが転職した時に、転職先で「恥ずかしい思いをしてほしくない」と思っています。
介護の知識、医療の知識は「門前の小僧」状態でもそれなりに身に付きますが、福祉・ソーシャルワークの存在意義を身に着けずに、フラフラ~と転職しても便利に使われるだけで、信頼を得てスキルアップすることが出来ないと思います。
あったかの家みさとでは、定められた研修以外にも様々な研修機会を設けています。それぞれは学校に通うのに比べれば時間も内容も十分ではありませんが、少しずつでも職員の成長やスキルアップに役立っていると思います。
1月はポジショニングついて学んでいます。ポジショニングは褥瘡予防に加えて、ご本人の緊張を緩和して拘縮の予防にもつながります。体の緊張が精神面に影響して起こる(私たちが言う所謂)「介護拒否」を解消することまで学んでいます。
また介護補助機器の知識は、介護者の高齢化・人員不足対策の介護ロボット導入の時代が近いことを考えれば、補助機器を活用した介護を知るためには必須であると考えます。
(介護の価値は機械や設備、方法論では無く「こころ」が一番ですから、その事を分かって機械を使う意味を理解する必要があります)
今研修を受けてくださっている職員は、将来仕方なく転職した時に、最低限の倫理観と知識を身に着けていただければ「恥ずかしい思い」をする事なく、スキルアップしていけると思います。
介護で転職を繰り返す世界と私が経験した「ヘタレラグビー」は良く似ています。一人でボールを持って突破することは難しいので、チームの力を借りて自分を磨くしかないですね。
副施設長 小野 仰